学内の動き T行事・イベント
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◎ 平成24年度公開講座を開催
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<遺伝子工学実習講座(1)DNAコース> 9月6日(木)〜7日(金)、府中キャンパス学術研究支援総合センターの遺伝子実験施設において、公開講座「遺伝子工学実習講座(1)DNAコース」が開催されました。 本講座は、初心者を対象に講義と実習をとおして遺伝子工学の基礎を学ぶことを目的としており、これまで毎年実施され、社会人対象のリカレント教育の場として高い評価を得ていた「遺伝子操作トレーニングコース」(3日間)の内容を2日間のプログラムに変更したものです。受講者は大学教員や民間企業の研究開発担当者が多く、全国から14名が参加しました。 当日は、遺伝子実験施設の専任教員が全てのプログラムを担当し、実習では、ラムダファージDNAを制限酵素で切断してプラスミドベクターに結合させ、大腸菌を形質転換して生じたコロニーを観察、次にコロニーの菌体からDNAを抽出し、PCR法で目的のDNAがクローニングされていることを確認しました。また、昼休みには遺伝子実験施設内の設置機器を興味深く見学しました。 受講者の中には、DNAを扱う実験の必要性を感じながらも、これまでその手法を学ぶ機会に恵まれなかった方が多く、本講座の2日間で基本技術をしっかりと体験できたことに満足した様子でした。 受講者がそれぞれの職場で、遺伝子組換え技術を生かせる日も近いものと思われます。 |
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<プロに学ぶゴルフ初級講座(後期)> 10月6日〜11月3日の毎週土曜日、府中キャンパスゴルフ練習場において、プロゴルファーの掘崇彦氏を招き、公開講座「プロに学ぶゴルフ初級講座(後期)」が開催されました。 当日は、初心者から中級者まで幅広い層のゴルフ愛好者20名(男性12名、女性8名)が参加しました。近年では、特に中高年の女性が趣味としてゴルフを始めるケースが増えてきているようです。 講座では、初級者と中級者が自身の課題を申告し、その課題に合わせて掘プロが指導を行いました。また、初心者の方には、ゴルフの基本スイングの講義と実技を行い、最終日にはフルスイングで気持ちよくボールを打てる程までに上達しました。 本講座は毎回受講希望者が多く、すぐに定員に達してしまうため、抽選によって受講者を決定しました。来年度も今期と同様の講座を開講する予定です。 |
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閉講式後に講師を囲んで | 初心者向けの講義内容(ゴルフの基本について) | |
<リフレッシュ体操呼吸法> 10月13日(土)〜14日(日)、小金井キャンパスにおいて、公開講座「リフレッシュ体操呼吸法」が開催されました。 募集定員は20名でしたが、本講座を紹介する記事が新聞に掲載されたことから、募集定員を上回る31名が参加しました。 講座では、田中幸夫工学研究院准教授から、基礎的な呼吸循環系の生理機能および身体と精神の関連性についての説明が行われた後、(1)基本の呼吸のしかた(呼吸法)、(2)リラックスを得る緩めの体操、(3)気感を得る・気の交流などの実習が行われました。 初日は、受講者の多くが、深く長い呼吸や緩やかで力を抜く体操などに戸惑いながらも呼吸の大切さを理解していました。2日目にはだいぶ慣れた様子で、動作も呼吸もスムーズになり、特に、内臓を動かす運動や体に振動を与える動作は、受講者に好評でした。また、お互いに肩等に手を当て、人の「気」を感じたり、自分の体を捉える体験をしたことから、新鮮な感動が得られたようです。 2日間をとおして、受講者は本講座の「自らの健康を維持、増進する」という目的を理解した様子で、講師、受講者とも楽しく有意義な時間となりました。 |
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さあ、ゆっくり、たっぷり息を吸って! | ||
<遺伝子工学実習講座(2)タンパク質コース> 11月8日(木)〜9日(金)、府中キャンパス学術研究支援総合センターの遺伝子実験施設において、公開講座「遺伝子工学実習講座(2)タンパク質コース」が開催されました。 本講座は、初心者を対象に講義と実習をとおして遺伝子工学の基礎を学ぶことを目的としており、これまで毎年実施され、社会人対象のリカレント教育の場として高い評価を得ていた「遺伝子操作アドバンスコース」(3日間)の内容を2日間のプログラムに変更したものです。受講者は大学教員や民間企業の研究開発担当者が多く、全国から9名が参加しました。 当日は、遺伝子実験施設の専任教員が全てのプログラムを担当し、装置の使用方法について説明があった後、実験操作について受講者同士で相談、確認しながら実習が進められました。遠心分離により回収した大腸菌から組換えタンパク質を精製し、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により目的のタンパク質を分離、さらにウエスタンブロット法を用いて抗体と反応させ、目的のタンパク質であることを確認しました。 先日実施された「遺伝子工学実習講座(1)DNAコース」を受講し、本講座も受講した方がおり、遺伝子工学実習講座に対する受講者のニーズと満足度の高さがうかがえました。受講者も互いに顔見知りとなり、異分野間の情報ネットワークをとおして、各自の得意な分野を拡大するのに役立つことが期待されます。 |
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