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◎ 日本型テニュアトラックに関するシンポジウム・総合評価委員会を開催
 3月1日(火)、アルカディア市ヶ谷において、「第5回日本型テニュアトラックに関するシンポジウム」が開催されました。
 本シンポジウムは、若手研究者が厳格な審査を経て安定的な職を得る前に、任期付きの雇用形態で自立した研究者としての経験を積むことができる制度「テニュアトラック制」を促進するため、平成18年度から毎年行われているもので、今年度で5回目の開催となりました。
 シンポジウムでは、小畑秀文学長の開会挨拶に続き、来賓の合田隆史文部科学省科学技術・学術政策局長から挨拶があった後、平成22年度に採択された大学の担当理事などから、各大学のテニュアトラックプログラムの構想および「力」を入れているポイントについて発表があり、また事業の最終年度を迎えた平成18年度採択大学の担当理事などから、事業の総括及び今後の定着策について発表がありました。コメンテーターである板倉周一郎文部科学省基盤政策課長からは、「各採択大学は、本テニュアトラック事業を通して獲得したノウハウを広くアピールして、他部局、他大学にもテニュアトラック制を普及・拡大していただきたい」等の講評がされました。
 続くパネルディスカッションでは、小畑学長がモデレーターとなり、板倉文部科学省基盤政策課長から「テニュアトラック制度の今後の展開」について説明があった後、板倉課長および採択されている40大学等の学長・理事からなるパネラーにより、「日本型のテニュアトラック制度は、どのような職位、採択割合、教育関与等が相応しいか」について、活発な意見交換が行われました。
 当日は、大学、文部科学省、JST等から180名強が参加し、新しい人事システムとしてのテニュアトラック制への関心の高さが伺えました。

 また、3月2日(水)には、アルカディア市ヶ谷において、本学の「若手研究者の自立的研究環境整備促進プログラム」の進捗状況に関する点検・評価を行う総合評価委員会が開催されました。本委員会は、三輪東京農業大学総合研究所教授を委員長に、本学及び採択大学等の理事・部局長により組織されています。会議では「テニュアトラック教員の最終評価」、「5年間の事業総括」などについて説明が行なわれ、本学が取り組んできた事業に対して、活発な意見が交わされました。
 
 
シンポジウム(1日)   総合評価委員会(2日)
 
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