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11月30日(金)に、府中キャンパス本館講堂において、本学卒業生で、昆虫写真家として活躍されている海野和男(うんのかずお)先生を講師に迎え、「なぜ昆虫写真家になったか−昆虫からみた世界−」と題して特別講演会が開催されました。当日は、学生や一般の方はもちろんのこと、小学生まで含めた約200名の参加があり、会場がほぼ満員になるほどの盛況でした。 講演会では、まず始めに、先生が子供の頃から昆虫がお好きで、日高敏隆(ひだかとしたか)元本学教授を慕って東京農工大学を選んだ経緯や、学生時代の活動内容などについてスライドを用いて紹介された後、先生が撮影された昆虫の映像が放映され、環境に適応するための昆虫の不思議な行動と映像のすばらしさに、参加者からは感嘆の声が上がっていました。 先生は最後に「昆虫写真を通して、多くの人々に昆虫を好きになってもらうことで、種の保存や環境保全につなげて行きたい」と語られ、昆虫が身近に感じられ環境の大切さを再確認した講演会となりました。講演会後は、多くの参加者からサインや写真撮影を求められましたが先生は気軽に応じられ、先生の気さくなお人柄が表れていました。 なお、この特別講演会は、本学の基本理念であるMORE SENSE(使命志向型教育研究−美しい地球持続のための全学的努力)をより多くの方々に理解してもらうために企画されたもので、今回は第7回目として開催されました。 |
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<海野氏> |
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