活動報告
2010年12月FOLENSセミナー:持続可能な農業と環境のための炭と里山(第2回国際シンポジウム?エクスカーション)
12月6日、第二回シンポジウムのエクスカーション&12月FOLENSセミナーとして、FM津久井を訪問しました。訪問のテーマは、炭焼きの方法と利用、日本の里山地域における持続可能な環境、農業、社会について考察し、アジア、アフリカ地域で共通する問題への応用について考えるというものでした。炭焼きについては、国際環境農学の及川洋征先生の指導により、地域バイオマスを利用するもみ殻くん炭の作成と利用について、実演と講習を受けました。これは、JICAによる「アジア?アフリカ荒廃地植生回復」の海外研修生とも合同です。先生方も学生の方も、とくに海外からいらした方は、自国の農業や環境問題にどのように応用できるか興味津津のようでした。
お昼は、日だまりでみんなでお弁当を食べました。FM津久井のサポート学生さんがつくってくれたみそ汁もおいしかったです、どうもありがとうございます。
午後は、FM津久井で取り組んでいる養蚕施設と農場作物の見学、FM津久井周辺に点在する地蔵尊や石碑、地形、植生、森林管理など今日の“里山”地域における自然、文化、環境問題などについて、近場のスポットを見て回りました。もちろん、日本の自然や文化を紹介するとともに、アジア、アフリカ各国での様子も参加者から話してもらいました。
FM津久井の訪問は、ねらい通り、参加したみなさんにとってただの観光ツアーとは違ったようで、「日本は高層ビルや先端技術といったイメージが強かったが、伝統や自然などについて知ることができた」や、「自国との違いの中にも共通点があって面白かった」、「より深い交流をもつ機会となった」など教員および学生の双方から好意的な感想を聞くことができました。(HO)
FM津久井でのもみ殻くん炭づくりの様子(中央右が指導して下さった及川先生) | エクスカーション午後の部。FM津久井周辺の里山を歩きました。 |