活動報告
2011年2月FOLENSセミナー:廃棄物問題:廃棄物処理施設?環境データ分析企業見学
廃棄物最終処分場で | 環境分析の作業プロセスについて学ぶ |
2月のFOLENSセミナーは、谷口紳先生がとりまとめ、再びフィールドへ。今回は廃棄物の適正な処理、環境分析ラボでの作業における注意点について勉強しました。場所は名張と四日市。冬晴れの鈴鹿は雪をかぶった御在所岳が新鮮でした。名古屋から、その鈴鹿を越えて名張へ。車窓には風力発電所も見ることができます。 名張では国内有数の廃棄物処理施設である「三重中央開発株式会社?三重総合リサイクルセンター」に実習を受け入れていただきました。有害物質の管理はもちろんのこと、物質の循環、情報公開と社会的合意が不可欠であることを学びました。 また、四日市では、民間の環境分析機関であり、その高いクオリティコントロールで知られる「株式会社東海テクノ?四日市分析センター」を訪問させていただきました。公害の歴史も含んだ環境問題への認識を現地で感じつつ、試料取り扱いでの一連の作業プロセスにおける統括的運用が、大学の研究室での作業にも取り入れられる点が多そうです。 見学後のディスカッションでは、廃棄物問題はまさに十数年後の将来を見据えた取り組みが必要で、それにはさまざまな側面からのアプローチが有りうること、それは私たちが個々に積み上げて行く必要があるものだとの認識を共有しました。榊原温泉での宿泊は、FOLENSの親睦を深めるためにも良いものとなりました。(HO)