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テーマ |
講師 |
3月20日(火) 13:00~15:00 |
「野蚕入門_(2):タサールサンを掘り下げる」 家蚕以外で繭糸利用ができるインドの野蚕(Vanya silk)であるムガサン
(Antheraea assamensis)・エリサン(Samia cynthia ricini)
・タサールサン(Antheraea mylitta)のうち、一番育成量の
多いタサールサンに着目する。育成状況や製糸工程、現状で問題点、またその
繭糸を利用したタッサーシルクのユニークな織物の展示と説明を行う。
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檜山 佳子 氏 (繊維技術研究会・日本野蚕学会員・WILD SILK MUSEUM 主宰)※HP |
2月20日(火) 13:00~15:00 |
織物をそのまま炭 (炭素織物) にする(2)―各種の麻の繊維・織物の炭素材料化― 麻(あさ)は、古来、主として衣料用の繊維を採取する植物として利用されてきた。 麻と称する植物の種類は多い。苧麻(からむし)は、古くから手紡ぎで糸にする
繊維採取用麻として知られている。麻繊維からの布は、綿布と異なる独特の風合いを有する。
ただ、幻覚等を生ずる化学成分の存在する種もあり、栽培には許可が必要な場合もある。綿と同じく麻繊維の主成分はセルロースである。
麻繊維やその布の熱分解の無い触媒固相炭素化法により、元の形態がそのままの
良好な炭素繊維・布が高収率で得られる事がわかった。炭素化方法と炭化物の構造と
力学物性・導電性等について述べる。
【応用分野】 新規炭素繊維・スマートテキスタイル・燃料電池等エネルギー貯蔵関係、医療分野等。 <炭素化試料の実物展示有り> |
京谷 陸征 氏 (元筑波大 客員研究員) |
2018年 1月16日(火) 13:00~15:00 |
「私の歩んできた 絞り・草木染め」 <絞り・草木染め>は、古い時代から伝えられた伝統的な文化であり、技法です。これらに出会い、とりこになって30年余、作品創り、さらに挑戦したい世界が
無限に続いています。高齢になるにつれて、学んできた知識、技法を、若い世代に伝えていきたいという願望も強く感じるようになってきました。 今日はその一端をお話しさせていただきます。 |
三谷 文子 氏 (ふみ絞染) |
12月19日(火) 13:00~15:00 |
「特許をめぐるお話」 本学科学博物館の2階に展示されているガラ紡機は、明治10年に臥雲辰致が発明したものです。この当時、日本では特許制度は確立されていません。このため、臥雲辰致は、多くの模倣品の出現により売り上げを阻害され、生活の困窮を強いられました。特許制度は、技術開発の成果である発明の保護・利用を図る制度です。本講演では、特許をめぐるお話をさせていただきます。 |
沖本 一暁 氏 (繊維技術研究会会員) |
11月21日(火) 13:00~15:00 |
「北東インド・アッサム旅行報告  〜生活の中に溶け込んだ織りとアッサムの風景〜」
北東インドアッサム州はまだあまり観光情報が手に入らない地域ですが、だからこそ人々が続けてきた民族的な文化を、生活の中に見る事のできる場所でもあります。
また、北東インドは多くの部族の暮らす地域でもあり、さまざまな民族衣装も見るチャンスがあります。
今回の旅行では、ボド族、ミシン族、カシ族、カルビ族の衣装や、人々の生活を見る機会がありましたのでご紹介したいと思います。 |
石澤 砂月 氏 (繊維技術研究会会員) |
10月17日(火) 13:00~14:30 |
「東日本大震災の体験から(宮城県女川町にて)」
2011年3月11日業務にて出張中の女川原子力発電所原子炉建屋の入退管理ゲート点検中に地震が発生、津波の襲来を高台より見た。その後、移動手段の不通のため身動きが取れず、約1週間現地にて閉じ込められ、被災者生活を経験した。この時の、危機管理の実態と、巨大地震、および津波の爪痕を振り返り今後の参考にする。 なお、当日配布資料を添付いたしますので、参考にご覧ください。こちらから(JPG画像) |
小島 修一 氏 (繊維技術研究会会員 元日産自動車: 被災当時はT社系下請けの自動ドア会社に勤務) |
9月19日(火) 13:00~14:30 |
「やまと姫の旅」
「やまとひめ」を知っていますか? 日本の神さまで一番尊い「天照大神」を伊勢の地にお連れした方です。 天照大神は、もとは三輪山に居られたのですが、そこに居づらくなり、現在は元伊勢と呼ばれる各地の社を転々とされました。長い旅の後最後に「伊勢の地」に落ち着かれたのです。終始御杖代(みつえしろ)としてご案内したのが「倭姫命」で内宮に落ち着かれた後も斎宮として仕えた方です。 最近「元伊勢」をたどる旅がブーム(?)で、私も歩きました。それを紹介しようと思います。 |
三輪 主彦 (みわかずひこ)氏 (大人のための科学塾:みわ塾主宰) |
7月18日(火) 13:00~14:3014:30~15:00 |
「織物をそのまま炭(炭素織物)にする ~セルロース系材料の化学的固相炭素化~」
綿・麻・木材パルプ・レーヨン等を原料とした豊富で環境に優しく、再生可能な全てのセルロース系物質の熱分解の無い新規な触媒固相炭素化法による元の形態(ナノファイバー、フィラメント(レーヨン)、紡績糸、和紙糸、織物、編物、組紐、不織布、和紙、洋紙等)をそのまま保持した炭素繊維・炭化布・炭化紙等の高収率(セルロース分子が含有する炭素の量に近い)な生成法と炭化物の構造と力学物性・導電性等について述べる。 【応用分野】 新規炭素繊維・スマートテキスタイル・燃料電池等エネルギー貯蔵関係、医療分野等 <炭素化試料の実物展示有り>
14:30~王子ファイバー白石氏による「和紙布製の靴下」をご覧いただきます。 |
京谷 陸征 氏 (元筑波大客員研究員) |
6月20日(火) 13:00~15:00 |
「野蚕入門(1)」
カイコガは、今から5,000〜6,000年も前、中国の黄河や揚子江流域で野生のクワコを家畜化したのがはじまりといわれる。 ◆クワコは今なお現存するが、絹を吐く昆虫の分類ではどのような位置づけとなるのか? ◆また、世界中ではカイコガ以外にも野生の繭糸が利用されており、それらを野蚕(Wild Silk)と呼んでいるが、それらにはどのような種類がありどんな使い方をされているのか。 カイコガと比較しながら解説する。 |
檜山 佳子 氏 (繊維技術研究会・日本野蚕学会員・WILD SILK MUSEUM 主宰)※HP |
5月16日(火)
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テーマ1.草木布の科学 木の皮や葉の繊維化と二次元材料化。再生可能でエコな有機材料(セルロース系)としての和紙、紙糸、紙布の構造と機能。 |
テーマ2. 究極のエコ繊維・和紙糸「OJO+(オージョ)」の本質とその特徴 マニラ麻の繊維から成る和紙糸「OJO+」の製法の概略・特徴と各種の糸・織物・編物の展示 |
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京谷 陸征 氏 (元筑波大客員研究員) |
白石 弘之 氏 王子ファイバー㈱ 代表取締役専務) |
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4月18日(火) 13:00~15:00 |
「シルクテスター(生糸検査機)で、繭の繭糸繊度曲線を測定します(実演)」
蚕が吐糸する繭糸は一定の太さ(繊度)ではなく山形に変化します。 この太さの変化を表示したのが繭糸繊度曲線です。この曲線の度合いは繭の品質を決める重要な要素の一つですが、測定が容易でないため繭の検定項目から除外されてきました。 本講演ではシルクテスターを使って繭糸繊度曲線の測定を行います。生糸をシルクテスターにかけると、一定の操作を経て、その生糸の原料となった繭の繭糸繊度曲線が画面に表示されます。 |
川名 茂 氏 (繊維技術研究会・元農林水産省蚕糸試験場・農学博士) |