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◎ 国際シンポジウム「大型野生動物管理システムの構築〜クマ、シカ、
イノシシとの共存を目指して〜」を開催

 1月24日(火)、25日(水)、府中キャンパスにおいて、文部科学省特別教育研究経費(連携融合事業)国際シンポジウム「大型野生動物管理システムの構築〜クマ、シカ、イノシシとの共存を目指して〜」が開催されました。
 本シンポジウムは、本学が主催し、ノルウエー生命科学大学(Norwegian University of Life Science:本学との姉妹校締結予定)、宇都宮大学、兵庫県立大学、兵庫県森林動物研究センター、岐阜大学応用生物科学部附属野生動物管理学研究センターおよび酪農学園大学の共催、環境省、農林水産省、横浜国立大学COE、森林総合研究所、野生生物保護学会、日本哺乳類学会、日本生態学会および大日本猟友会の後援のもとに開催されたものです。
 当日は全国から約250名の参加があり、24日(火)に開催された第1部では、伊吾田宏正酪農学園大学講師、横山真弓兵庫県立大学准教授、梶光一農学研究院教授、小寺祐二宇都宮大学特任助教の4名から、日本の野生動物管理の制度的な仕組み、現状についての講話がありました。第2部では、ジョン・スウェンソン ノルウエー生命科学大学教授、ピーター・ワトソン博士(The Deer Initiative)、マルコ・アポロニオ サッサリ大学教授の3名から、ヨーロッパでのシカ類、イノシシ、クマの管理の仕組みや課題について、大変興味深く刺激的な講演がありました。
 25日(水)に開催された第3部では、総合討論として、日本とヨーロッパの野生動物管理システムの違い、野生動物管理行政の在り方、日本での野生動物管理システム構築に向けての課題等について活発な議論が行われ、参加者からも多くの質問が寄せられ、大変充実したシンポジウムとなりました。
 
 
 
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