学内の動き T行事・イベント
◎ 平成22年度 公開講座
(遺伝子操作トレーニングコース、リフレッシュ気功・呼吸法)を開催

「遺伝子操作トレーニングコース」
 9月8日(水)〜10日(金)、府中キャンパス学術研究支援総合センターの遺伝子実験施設において、公開講座「遺伝子操作トレーニングコース」が開催されました。
 本コースは、初心者を対象に講義と実習を通じて遺伝子操作の基礎を学ぶことを目的に、遺伝子実験施設の設置当初から公開講座として実施しています。参加者は大学教員や民間企業の研究開発担当者が多く、社会人を対象としたリカレント教育として評判が高いものです。
 当日は、ラムダファージDNAを制限酵素で切断してプラスミドベクターに結合させ、大腸菌を形質転換して翌日にコロニーを観察、次に、コロニーの菌体からDNAを抽出し、PCR法で目的のDNAがクローニングされていることを確認する実習が行われ、関連の講義を含めて、遺伝子実験施設の専任教員が全てのプログラムを担当しました。
 参加者の中にはDNAを扱う実験に憧れつつも、これまで手法を学ぶ機会に恵まれなかった方が多く、3日間で基本技術をしっかりと体験できたことに満足した様子で、また、昼休みには遺伝子実験施設の設置機器を興味深く見学しました。
 参加者がそれぞれの職場に遺伝子組換え技術を生かせる日も近いものと思われます。
実験操作
松下電子レンジ説明

「リフレッシュ気功呼吸法」
 10月2日(土)、3日(日)の2日間にわたり、小金井キャンパスにおいて、公開講座「リフレッシュ気功呼吸法」が開催されました。
 受講生は中学生から80歳代と幅広く、合わせて13名の参加者があり、およそ半数の方が再受講者となりました。 本講座は5時間にわたり、基礎的な呼吸循環系の生理機能および身体と精神の関連性について説明した上で、
1.基本の呼吸のしかた(呼吸法)
2.リラックスを得る緩めの体操
3.気感を得る、気の交流などの実習を行ないました。

 初日は、参加者の多くが、深く長い呼吸や緩やかで力を抜く体操など、これまで未体験のことばかりで戸惑ったようでしたが、2日目にはだいぶ慣れたようで、動作も呼吸もスムーズになりました。特に内蔵を動かす運動や動作は、受講生に好評となりました。また、お互いに肩等に手を当て、人の「気」を感じたり、自分の体を捉えるという普段と違う体験をし、新鮮な感動があったようです。さらに手の甲をお互いにあわせて、気を送り合う対気の実習では、相手の気を感じて後ずさりするなど、気の持つパワーに驚く一幕もありました。
 本講座の、自らの健康を維持、増進するという目的を理解していただき、参加者は日々稽古を継続するぞとの気持ちを強く持ったようです。短い講習ではありましたが、講師、参加者とも楽しく有意義な時間となりました。
 
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