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◎ 第2回特色GPシンポジウム「興味と経験から学びを深化する基礎教育-4つの段階を踏む教育モデル-SEED-」を開催
 1月21日(木)、府中キャンパス連合農学研究科棟第2会議室において、平成19年度文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(教育GP)」に採択された本学の「興味と経験から学びを深化する基礎教育−4つの段階を踏む教育モデル−SEED−」についての第2回目のシンポジウムが開催され、学内外から約40名が参加しました。
 本学では、学生の自主的、自立的な学習活動を尊重し、科学技術系の大学にふさわしい学識、知の開拓能力、課題探求能力、問題解決能力を兼ね備えた人材を育成することを理念に掲げており、この取り組みでは、S(Study)、E(Experience)、E(Envisage)、D(Discover)の4つの教育段階を踏む「SEED」というコンセプトを体験型基礎教育モデルとして、主に基礎教育科目を対象に、ユニークな体験型SEED授業を導入することで、学生自身の興味や関心を引き出し、将来自立的に成長できる科学者・技術者の養成につながることを期待しています。
 当日は、調麻佐志大学教育センター准教授の司会により、笹尾彰教育担当副学長の開会の辞から始まり、荻原勲農学府教授によるSEEDモデルの紹介、本学の取組事例紹介、三沢和彦工学府教授によるSEEDの専門科目への活かし方、大学教育センター専任教員らによる実践評価と続き、第2部では取組関係者をパネラーとしたディスカッションが行われました。ディスカッションでは、今回SEEDに協力いただいた教員を始め、外部参加者の方々からも多数の質問や意見が出され、活発な意見交換の場となりました。
 最後に、小畑秀文学長から、SEEDのコンセプトは、一部の教員にとどまらず、大学職員全体に浸透、展開させていくべきであるという閉会の辞があり、最終年度となった本シンポジウムは、今後の取り組みの在り方に大きな期待と課題を投げかけつつ、盛況のうちに幕を閉じました。
 
 
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