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3月24日(火)、小金井キャンパス11号館において「第3回 共生情報工学シンポジウム」が開催され、平成20年度の研究成果を報告ありました。 これは、平成18年度から特別教育研究経費により「人と調和する情報環境の実現のための共生情報工学研究の推進-真のユビキタス情報環境の実現-」プロジェクトを5ヵ年計画で取り組んでおり、情報爆発時代において、人間の知的活動を効果的に支援し人と調和する共生情報環境の実現を目指し、共生科学技術研究院の先端情報科学部門と先端生物システム学部門を中心に、多数の研究室が一致団結して推進しているものです。 当日は、本学教職員、学生、企業及び他大学の研究機関の研究者等多数の参加があり、小畑秀文学長による開会挨拶、文部科学省研究振興局情報課飯澤隆夫学術基盤整備室室長によるプロジェクトへの期待を交えた来賓挨拶があり、続いて、早稲田大学基幹理工学部情報理工学科の中島達夫教授から、「人間中心デザインを超えて」という演題で、ユーザのインセンティブを考慮したサービスを提供する情報システムについて、種々の最新技術に対する講演がありました。 続いて、パナソニック電工株式会社野村淳二代表取締役副社長から、「住空間におけるユビキタス情報環境への取組み」と題し、パナソニック電工における、セキュリティやエコロジーを考慮した快適な住空間を実現した事業例が紹介され、プロジェクトリーダの先端情報科学部門中條拓伯准教授による共生情報工学プロジェクトの概要説明を行い、川島研究室、寺田研究室、近藤研究室、藤田研究室の研究事例を中心とした平成20年度研究成果報告があり、共生情報環境の実現に向けた本プロジェクトの着実な前進が示されました。最後に、百鬼史訓工学府副府長から本プロジェクトに対する学内外の期待について閉会の挨拶がありました。 参加者は、メモをとりつつ各発表を熱心に聴き、本プロジェクトが拓く人と調和した情報環境への、参加者の深い関心が窺えました。また、5ヶ年計画の3年が経過したことから、シンポジウム終了後には中間評価委員会が開催され、評価委員からは、数多くの貴重なご意見がありました。 |
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