◎ 日本型テニュアトラックに関するシンポジウム・総合評価委員会を開催

 平成18年度科学技術振興調整費「若手研究者の自立的研究環境整備促進プログラム」に採択されている本学は、他の採択機関と協力し、3月2日(月)、科学技術振興機構地下1階ホールにおいて、第3回日本型テニュアトラックに関するシンポジウムが開催されました。
 小畑秀文学長の開会挨拶に続き、泉紳一郎文部科学省科学技術・学術政策局長が来賓挨拶を行い、その後、平成20年度採択大学である静岡大学、慶應義塾大学、愛媛大学、京都大学、岡山大学、琉球大学、大阪大学、大阪府立大学、千葉大学の担当理事等から、各大学のテニュアトラック構想および力を入れているポイントについての発表がありました。コメンテーターとして出席した川端和明文部科学省基盤政策課長は、「シンポジウムに参加して学んだことを、事業の実施に活かしてほしい」等と講評しました。
 小畑学長がモデレーター、採択大学から7名の担当理事がパネラーとなったパネルディスカッションでは、事業についてコメントがあった後、会場から集めた質問に基づき「テニュアトラック制導入の職種」、「スタートアップ資金等の待遇」等について、活発な意見交換が行われました。
 採択28大学(30機関)をはじめ、大学、文部科学省、JST等から約140名が参加し、新しい人事システムとしてのテニュアトラック制への関心の高さが伺える機会となりました。

 翌3日(火)には、虎ノ門パストラルホテルにおいて、東京農工大学の若手研究者の自立的研究環境整備促進プログラムの研究活動状況およびプログラムの進捗状況に関する点検・評価を行う総合評価委員会を開催しました。三輪東京農業大学総合研究所教授を委員長に、東京農工大学および採択大学等の理事・部局長により組織された本委員会では、「文部科学省による事業の中間評価」、「テニュアトラック教員の中間評価」、「大学運営費によるテニュアトラック制」等について説明があり、今後はこれまでの事業をより積極的に展開して欲しい等の意見が出されました。
 
<パネルディスカッションの様子>
<泉 文部科学省科学技術・学術政策局長> <川端 文部科学省基盤政策課長>
 
  
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