2016年度
練習機
愛称はプレーリー、すなわち大草原である。実際草が生えた(トサカも生えた)。
本来は練習機を目指して制作されたが、かなりピーキーな飛び方をする機体となってしまった。
癖はあるものの安定性がないわけではない、言うなればツンデレである。あと逆ガルはロマンだから!!
なお落ちて主翼が破損するたびにケタが増える模様。
逆Vテール?ああ、奴は死んだよ。
B787-8
2016年新入生製作の旅客機班の機体として製作されたスケール機。モデルはANAがローンチカスタマーである、ボーイング社のB787-8である。
新入生製作として、最低限必要な機構のみ搭載したつもりである。エルロンを搭載したはずが、フラップなのか分からなくなった。なぜだ。
初飛行前にエンジントラブルを起こし、初飛行時はほかのダクトファンを使用したせいか、飛行速度は戦闘機並み、操縦難易度が高く一年生は誰も運転できないほどになった。
これの改善版の中型旅客機を現在製作中…らしい。
戦闘機
ドルニエ Do335 プファイル
ドルニエがお好き? けっこう。ではますます好きになりますよ
さぁさぁ、どうぞ。ドルニエのニューモデルです。(WW2後期に出現したドイツの戦闘爆撃機)
……カッコいいでしょ? んああぁ、仰らないで。
機体は発泡スチロール。でもスケールモデルなんて見かけだけで、形はいびつだし、よく滑るわ、すぐ(機体が)割れるわ、そもそも飛ばないわ、ろくなことはない。
只々走るだけ。こんなの羽根のついたカヌーよ!(勿論水になんて浮きません)
尾翼の下に車輪を付けて飛ばそうとしてたって? 残念だったなぁ、トリックだよ。
足自体も貧弱で話にならない。全くお笑いだ。
機体の接着が不十分の所はもちろんマステ。この手に限る。プロですから。
モーターもたっぷりありますよ(双発串型)。どんな「スピード命」の方でも大丈夫。どうぞ回してみてください。
?????? ?????二二二( ^ω^)二?????
……いい音でしょう? 余裕の音だ、馬力が違いますよ。要するに只のカカシですな。
※出力足りてるし、後ろのモーター要らなくない? むしろそのせいで重心下がって前にバカみたいにバラスト積んでたとか言ってはいけない。
せみ風くん
壁に掛けられている姿がセミっぽいという理由でその名が付けられた、旧海軍の戦闘機である烈風を模したスケール機。
なお、製作者のモチベーションの関係で塗装はされていない。不遇。
新学期開始の直前に完成し、新入生勧誘のピザパーティーの際には空を舞って新入生の耳目を集めた。新入生獲得に効果が有ったかは神のみぞ知る。
エルロントレーナー
ディンギーを十分に飛ばせるようになった中級者向けに作られた練習機。航空研においては珍しくエルロンが付いている。
優れた飛行性能を持っているが、翼面荷重が大きく、高速なため、練習機でありながら操縦者にあまり優しくない。
練習機の定めか、度重なる墜落によりエレベータの効きが悪くなり、現在は飛行不能である。そのうち修理され、復活するかもしれない。
UMP
超小型アクロ機として設計された。機体は400mm四方に収まるほど小さく、また、ロール、ループ、背面飛行など、アクロ機としての高い性能を持つ。
ただし、全体が発泡スチロールの薄板で構成されており、非常に壊れやすい。飛ばす度に一度は墜落させてどこかが壊れる。
F3PY
低速アクロ機というコンセプトで作られた機体。飛行ロボコン機なみの低速飛行能力と、高い運動性能、墜落しても容易に破壊しない強度を兼ね備える。
4ポイントロール、インメルマンターン、ホバリング、背面飛行など、航空研の機体の中でも屈指の飛行の自由度を誇り、飛ばして楽しい機体。
Estrela
第12回飛行ロボコン自動操縦部門出場機体。
ロマン溢れる二段上反角は開発当初は問題の種であったが、最終的に安定した旋回性能を手に入れた。
主翼下面にはバルサフィルム製スプリットフラップを搭載。美しさに加え、フラップにもエアブレーキにもなるバルサ職人至高の一品である。
他にも全誘導式水平尾翼、T字尾翼、スロテッドフラップ、カーボン製足など様々なバリエーションがある(使えるとは言ってない)。
画像処理による航空研初の自動着陸システム搭載機となったが、着陸寸前でタイムアップとなってしまった。水銀灯は強敵でしたね???
あとノーコンダメ、ゼッタイ。
フライングマンタ
第12回飛行ロボットコンテスト、ユニーク部門に出場した機体。コンセプトは、自重の1.5倍の重さのペイロードを搭載できること。
飛行ロボコン予選では思わぬアクシデントがあったが、決勝ではその性能を十全に発揮し、モノ消しゴム15個を機内に搭載して優雅に空を舞い、ユニーク部門2位を獲得した。
Alcyone
初のマルチコプタ部門出場機。航空研らしくユニークかつ高性能な機体を作るというコンセプトで作製された。
プロペラが2つのバイコプタ―です。機体の前後の安定性が低いため調整が大変でしたが、調整後は一般的なマルチコプタと変わらない安定性を得て、大会では2位を獲得しました。
ULF3A-BP
F3Aというラジコンのアクロスタント競技用の機体をモチーフにした複葉機。名称はUltra Light F3A-BiPlaneの略。
その名の通り極めて軽量で、全長177cmと制作者の身長(168cm)より大きいにも関わらず、飛行重量はわずか780gしかない。
加えて複葉機であるため、翼面荷重も極めて小さく、体育館で飛行可能である。
飛行性能も良好で、トルクロールやナイフエッジなどのアクロ飛行も十二分にこなせるほどである。
Zeque-MINI
市販のF3A用機体をモチーフにした機体。
透明キャノピー、二重反転、フィルム貼りという航空研究会初の試みを多数取り入れた鋭意作である。
二重反転プロペラの性能が振るわず、飛行性能はいまひとつだが、外観は極めて美麗で見る者の目を惹く。
しかし、二重反転機構のシャフトが輸送中の事故で歪み、現在飛行不能である。
新歓までには通常のモーターに換装予定。
DC10ヘッド
かつて飛行ロボコンを賑わせたジェットライナーの前身の頭に紐をつけて被り物にしたもの。
これをつけた勇者はDC-10マンに変身し、手にしたHEATBRADE [PORITA] で発砲スチロールを木端微塵にするだろう???
「誰だ貴様!」
「貴様らに名乗る名前は無い!」
Do 228T
DC-1Tクラスの小型双発機。農工大生ならほぼ毎日お目にかかる青と白のアイツがモデル。
実機に近い高アスペクト比の主翼を持つが、主翼の大きさに対してやたら重量が重いため高い機速を維持していないとすぐに失速する。
薄い主翼は壊れやすく、滑空は苦手を通り越して不可能、そんな練習機です。
理不尽な状況でも飛ばせる操縦技術が欲しい方はどうぞご自由に。
DC-1T
スピードが求められる高い翼面荷重
申し訳程度しか無いロール方向の復元力
失速しまくる翼端
たまに拗ねる右モーター
某傑作レシプロ旅客機をモチーフにした練習機...のなりぞこない。
小柄な機体にモーターを二つ乗せたことで高翼面荷重の高速機が出来上がった。
上反角が無いため常にロール方向の姿勢を気にしてやる必要があるが、風に弱いため少しでも風が吹くと途端にロールの姿勢制御が難しくなる。いつ飛ばすんだ。
主翼が意外と頑丈。墜落しても先に胴体が折れる。
キメラ
かつて航空研に生息していた、ゴミを食らって成長する怪物。
パワーに余裕があるのをいいことに放置された翼や角材をすごい勢いで取り込んでいた。
グロテスクな見た目にも関わらずある程度の飛行性能を備えているため、飛んでいる姿を見ていると真面目に機体設計をするのが馬鹿らしくなってくる。
地味に物資投下能力を持っている。