農工大生のキャンパスライフ(工学部)
農工大生は、キャンパスでどのような生活をしているのでしょう?
工学部応用化学科の先輩に勉強や課外活動について聞きました。
工学部 応用化学科
大好きな有機化学を究めたい!
部活動とアルバイトを両立しながら
化学の幅広い分野を学んでいます。
応用化学科 1年
農工大を選んだ理由、また所属学部?学科を選んだ理由は?
知り合いに元農工大の先生がいたのがきっかけです。研究力や就職率の高さをよく聞いていました。多くの学生が真摯に研究と向き合い、学修意欲が強いという話が印象的で、農工大に進学したいという思いが強くなりました。応用化学科を選んだのは有機化学が好きだったからです。高校時代に学んで楽しかったので、究めて将来に役立てたいと思いました。
入学前と入学後で農工大の印象は変わりましたか?
真面目な学生が多い印象は変わっていません。応用化学科は必修科目が多いので、課題が出ると複数の友達と取り組むことが多いです。こういう解法もあるよねと問題の解き方を協力しながら見つけています。しかし、授業の内容はより専門的で難しくなったと感じますね。高校時代から好きな有機化学は大学でも楽しいですが、復習をしっかりしないと理解が追いつかないことも。部活動やアルバイトと両立しながら、学業をおろそかにしないよう気をつけています。
現在の大学生活について、教えてください。
応用化学科で、化学に関するさまざまな授業を受けています。1年次では無機化学や有機化学、物理化学などの基礎を固めてきました。2年次からはより専門的に、原子から高分子に至る幅広いスケールの化学物質の構造や機能を学んでいきます。
部活動は軽音部に所属し、月に1?2回のライブをこなしながら合間にバンド練習をしています。アルバイトは塾のチューターです。学生の進路相談にのったり、受験生と一緒に勉強計画を立てたりしながら働いています。
大学生活で、現在一番力を入れていることは?
軽音部の活動に力を入れています。もともと幼い頃からバイオリンを習い、中高でも軽音部に所属してベースをしていました。大学からはそれに加えてドラムやボーカルも始めました。コピーやオリジナルのバンドを組んで、練習に励んでいます。また工学部の軽音部は他8つの大学の軽音サークルを含めた大きな団体に所属しているので、人間関係の輪が広がりやすい場でもあります。日々学んでる分野も違うなかで、自分の知らないものの見方や考え方に触れられるのは貴重な経験だと思っています。
学部3?4年からの専門研究に向けて、楽しみなこと、不安なことは?
有機化学を学びたい一心で応用化学科に進学しましたが、今はまだ具体的にやりたい研究は決まっていません。それを見つけるための1?2年だと捉えて、毎日の勉強に励んでいます。先輩からは研究室選びが難しいと聞くので、自分ひとりで決められるか少し不安です。授業を通して、教授から研究の具体的な話を聞くこともあるので、それで興味を持った分野に進むのもいいかなと感じています。研究室配属で重要になってくるGPAを上げることも頑張らないとですね。
将来進みたい研究分野、職業などがあれば、教えてください。
私は人と関わることが得意なので、この性格を発揮できるような職業に就きたいと思っています。ただ、大学で専門知識を学んだからこそ、それを人助けにつなげられる仕事もいいなと悩んでいるところです。こうできるのも幅広い分野を学べる応用化学科だからこそ。多様な業界に目を向けられるので、今は興味のない分野でも選択肢として将来考えられるのは安心かなと思います。
農工大を志望する受験生にアドバイスを!
農工大にはいいところがたくさんあります! その魅力は入学してみないとわからないことだらけです。きっと楽しいことが数多く待っているので、受験生の皆さんは希望や期待を膨らませて来てもらいたいと思います。そして私が言っていることをぜひリアルに実感してください!
受験時代の勉強方法、使った参考書、問題集を教えてください。
受験期はひたすら勉強の日々でした。特に英語の勉強法は思い入れが強かったです。わからないものやつまずいた単語は手帳に書き、自分だけの単語帳をつくっていました。好きな柄や色を選ぶことで持ち歩くのが楽しくなるのでおすすめです。長文問題は簡単なレベルから解き始め、徐々に農工大のものへシフトチェンジしていきました。農工大の過去問を10年分ほど解くと、出題傾向が見えてくるのでそれをもとに勉強していきました。ほかの教科は化学だと重要問題集、物理だと『良問の風』を使っていたのを覚えています。夏休みなどの長期休暇にするのがおすすめです。
農工大入試の際のエピソードはありますか?
二次試験の受験当日まで、実は農工大に来たことがありませんでした。そのため東門から入ってすぐにある手のモニュメントには純粋に驚きました(笑)。少し緊張がほぐれてよかったなと思います。テストの合間の休憩時間には、キャンパス内の公園を散歩してリフレッシュしていました。ベンチや池があるのでひと息つくのにおすすめです。会場は緊張感が漂っていたので、外に出て気分転換するのは大事だなと感じました。
- 6:00
- 起床
- 8:45
- 1?2限「化学実験」を受講
- 12:00
- 小金井キャンパスの学食で昼食
- 13:00
- 3限「体育」でテニスの練習
- 14:45
- 空きコマでバイオリンの練習
- 16:30
- 軽音部のスタジオ練習
- 18:30
- バンドメンバーと新宿で夕飯
- 21:00
- 帰宅して課題
- 22:00
- SNSチェック
- 25:00
- 就寝
※掲載内容は、2023年2月取材時のものです。