笹原弘之教授らが「工作機械技術振興賞?論文賞」を受賞
2020年7月28日
工学研究院 先端機械システム部門 笹原弘之教授らが、2020年6月15日(月)「第41次工作機械技術振興賞?論文賞」を受賞しました。
■受賞名
財団法人工作機械技術振興財団 第41次工作機械技術振興賞?論文賞
■受賞概要
受賞論文
「Application of a novel woven metal wire tool with electrodeposited diamond grains for carbon fiber reinforced plastics core drilling, Precision Engineering, 56 (2019) pp.386-394. 」
論文内容
円筒状に成形した金網にダイヤモンド砥粒を電着した新たな工具を開発した。この工具はコアドリル形式の加工を行うものであり、厚みの薄い円筒状金網を利用するため切削領域を小さくでき、軸方向加工力が大幅に低減しデラミネーションの抑制が期待される。また、金網の多数の隙間からは切りくずが外部へ排出されやすく、目づまりを回避することができる。これにより航空機などに用いられる炭素繊維強化複合材料(CFRP)の穴あけにおいて切りくずの大幅な削減と優れた加工面を同時に実現した。
受賞概要
工作機械の開発、生産、利用に関する技術の研究であって、新規性、独創性、産業への応用性などを勘案し、将来の工作機械技術の発展進歩に寄与する優秀な論文を表彰する。
- 財団法人工作機械技術振興財団 第41次工作機械技術振興賞?論文賞(別ウィンドウで開きます)